大坂なおみのうつ病の原因は全米OP?セリーナ戦でのブーイングを解説

2021年5月31日、大坂なおみ選手が『全仏オープンの第2回戦を棄権』することになりました。原因は、2018年の全米オープン以降から「うつ病」に悩まされているようで、大きな話題となっています。

5月30日の記者会見の拒否で160万円もの罰金を払うことになった大坂なおみさん。結果、試合を棄権する事態になったことや、うつ病公表に対して、海外からはいろんな反応やコメントが届いています。

また、今回のことで引退の可能性があるのではないか?ともささやかれています。

この記事では、大坂なおみのうつ病の原因は2018年の全米OPなのか?やセリーナ戦のブーイングとは何が起こったのか?について調べてわかったことをお伝えします。

大坂なおみのうつ病の原因は全米OP?

大坂なおみ選手は、議論が大きくなりすぎて大会自体を混乱されているとして、6月1日に『全仏オープンを棄権する』と発表すると同時に、2018年の全米オープンからうつ病であることを公表。

『2018年の全米オープン以降、気分の落ち込みが長い間続いている』

『私は内向的な性格で、試合会場で私がヘッドフォンを使うのは、不安な気持ちを和らげられるから』

『私は人前で話すのが苦手で、世界のメディアを前にすると特に大きな緊張と不安に襲われ、なんとか良い受けこたえで会見をやりとげようとするがそれがストレス』

などと書かれていて、長い間記者会見での受け答えや気分の落ち込みと戦ってきたことが書かれています。どうやら、2018年の全米オープンをきっかけに、鬱を発症してしまったようです。なにがあったのか、次で詳しく見ていきましょう!

大坂なおみのうつ病の原因は全米OP?セリーナ戦でのブーイングを解説

https://twitter.com/naomiosaka/status/1388114474956169227?s=20

大坂なおみのうつ病の原因の1つは、2018年の全米OPでセリーナ戦でのブーイングにあるのでは?と噂があります。この試合では、大坂なおみ選手が元世界ランク1位のセリーナを制し、日本人史上初の4第大会シングルス初優勝を飾りました。

しかし、表彰式ではジャッジに不満を持った観客とセリーナファンのブーイングの中、大坂なおみ選手が涙を流し、敗者であるセリーナ選手がブーイングを鎮める異常な事態となりました。ここでは、何があったのか詳しく見ていきましょう!

2018年全米OPでセリーナが審判に抗議!

セリーナは大坂なおみ選手と試合のうち、3つのペナルティを受けてしまいます。当時審判から注意されたのはこちら。

・観客席に座るコーチから指導を受けた疑い
・試合中にラケットを壊した
・「あなたは私のポイントを盗んだ。泥棒だ」といったことが暴言とされた。

3度の警告を受け、大坂なおみ選手に1ゲーム加算されます。ここでセリーナファンは審判に対して大ブーイング。試合中にブーイングが渦巻くコートでプレーするのはとってもやりずらかったでしょうね。

「私に向かってブーイングしているのかと思っていた。」と思っていたようですし、試合に集中するために、激しいやり取りはあえて見ないようにしていたそうです。

2018年全米OPの表彰式で大坂なおみが涙

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20歳で4大大会初優勝し、日本人ハッとなる快挙を成し遂げたにも関わらず、表彰式ではいまだジャッジに不満を持った観客とセリーナファンのブーイングが収まらず、表彰式ではセリーナ選手が「誇りに思っているわ」と励まし、「ブーイングはやめて」と会場を鎮めてやっと歓声に変わりました。

大坂なおみ選手はこの雰囲気に圧倒され、涙を流し『ごめんなさい。こんな終わり方は望んでなかった。』と謝ります。胸が痛む光景ですよね。

このインタビューでは、大坂なおみ選手もセリーナ選手のファンであり、

「ファンがどれだけセリーナの24度目のグランドスラム優勝を願っていたか、わかっていた。セリーナのCMもたくさん流れていた。でもコートに入れば私はファンではなく選手。」と語っています。最後には言葉に詰まらせ、涙を必死にこらえていますね。

その気持ちを汲み取って、表彰式では「ごめんなさい」と謝る形になってしまったのですね。試合後にセリーナ選手にハグされた時は子供に戻ったような気持ちになったそうです。

今回の全仏オープン棄権に対するセリーナ選手のコメント

このインタビューでセリーナ・ウィリアムズは『彼女の気持ちがわかるからこそハグしてあげたい。私も同じ経験をしたけど、みんな対処の仕方が違う。彼女のやりたいように対処させてあげるべき。彼女はベストを尽くしている』と語っています。

以前の試合での経験があったからこそ、大坂なおみ選手を思っての暖かいコメントですね。

大坂なおみのうつ病に関する海外の反応は?

https://twitter.com/naomiosaka/status/1398989664208424960?s=20

今回のうつ病発表に関する報道に対して、賛否両論ありますが、普段から大坂なおみ選手を知るスポーツ選手からは、応援の声が続々と届いているようです。

ここでは、海外の反応も見てみましょう!

大坂なおみを応援する声

4大大会シングルス通算18勝のマルチナ・ナブラチコワ選手。『アスリートは体のケアについて教えられるけれど、精神面、感情面は軽視されていると感じる。ナオミ、頑張って。みんな応援しているよ』と語っています。

これまで数多くの大会で優勝してきたテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手は『私自身もなんどもメディアの逆鱗に触れてきた。彼女の気持ちもわかる。』と大坂なおみ選手を支持しています。

2019年からスポンサー契約を続けているNIKEも、「彼女を支持し、親身の健康に関する自身の経験を共有してくれた彼女の勇気を称えたい」と発表。

まだまだ多くの海外の声もありますが、これだけ大坂なおみ選手が支持されているということがわかります。

大坂なおみを批判する声

大坂なおみを批判する声として、ピアース・モーガン氏は『傲慢で甘やかされたわがまま』と批判しているようです。『ボイコットを正当化するために、メンタルヘルスを武器にしている』などと批判し、英国内ではモーガン氏に対して非難の声が多く、批判的な態度で途中降板したこともあるようです。

記者会見を拒否することを宣言していた大坂なおみ選手を非難していたフランステニス連盟のジル・モレトン会長が、今度は記者からの質問を受けることなく退場しました。これに対し、「メディア対応も仕事の一部じゃなかったの?」と今度は会長に批判の声が上がっています。

色々と賛否両論はありますが、大坂なおみ選手には、ゆっくり休んでもらって、また元気な姿でテニスコートに戻ってきてほしいですね!

大坂なおみはうつ病で引退の可能性も?

大坂なおみ選手が、今回の騒動で引退するのでは、、?とファンはとっても心配しているようです。

今の所、大坂なおみ選手に引退の報道はありません。また、以前から「東京五輪で金メダルを取るのが夢」と話していて、関係者も「五輪は出る。復帰戦には十分」話していることから、復帰は思ったより早いのでは?と予測します。ですが、まずはゆっくりと休養をとっていただきたいですね。

この記事では、大坂なおみのうつ病の原因は2018年の全米OPなのか?やセリーナ戦のブーイングとは何が起こったのか?海外の反応や、引退の可能性について調べてわかったことをお伝えしました。

大坂なおみ選手の次のプレーを楽しみにしています!