
オリンピックといえば金メダルを噛む光景が見られますが、オリンピック選手が金メダルを噛む理由はなんなのでしょうか。また最初にかじったのは誰なのでしょうか?噛むことで、歯型や傷はつくのかも実際疑問ですよね。
この記事では金メダルを噛む理由や、最初にかじったのは誰なのか?噛んだ場合、歯型や傷はつくのかについて調べたことをまとめてお伝えします!
金メダルを噛む理由は?
金メダルを噛む理由は主にカメラ映え、金メダルを取った実感を得るため、本物かどうかを確かめる、と考えられます。ひとそれぞれ理由は違うとは思いますが、カメラ映え説が濃厚です。それぞれ理由を見ていきましょう。
【理由①】カメラマンへのパフォーマンス
理由の一つは、メダルを顔に近づけるためです。写真に残っている全ての写真が本人の意思によるものではなく、カメラマンの要求により、選手の顔と金メダルが大きく写り、勝利の喜びがより伝わる動きがある写真が「金メダルを噛む」という恒例行事になったと考えられます。
ただ、メダルを噛んで写真を撮るのをよく思わない選手も多く、2006年のトリノオリンピックのフィギュアで金メダルを取った荒川静香さんは、「噛む理由がわからない」と拒否したそうですよ。
【理由②】自分が金メダルを取ったことを実感するため
金メダルを取るということは、今まできっとたくさんの辛い経験と、険しい道のりを歩んできたということ。そんな努力の末に勝ち取った金メダルを噛み締めて、勝利の実感を味わいたいという理由です。
【理由③】本物かどうか確認するため?
現在の金メダルは銀に金メッキ、または最近はエコの観点から、廃棄素材、捨てられた携帯などを再利用する動きもあり、実際に東京2020オリンピックのメダルはリサイクル素材でできていると発表されています。
最初にかじったのは誰?
1988年のソウルオリンピック水泳男子200m自由形で金メダルをとったオーストラリアのダンカン・ジョン・アームストロング選手だと言われています。「勝利ガリガリ」「金メダルをがぶり」という見出しをつけられ、メディアに写真が公表されたようです。ちなみにダンカン選手のメダルを噛んだ理由は、勝利の味を噛みしめるためと、本物かどうか確かめるためと言われています。
日本で最初に金メダルをかじったのは、1996年のアトランタオリンピックで柔道男子71kg級で優勝した中村兼三選手と言われています。現場のカメラマンが要請したそうで、その後日本にも金メダルを噛む行為が広まったとされています。
歯型や傷はつく?
現在の金メダルは純金製ではなく、銀素材の金メッキを使用しているため、歯型がつくことはありません。昔は菌が本物かどうかを確かめる際、噛んで歯型がつくかどうかで判断していたようです。純金だと柔らかいので歯型がつくことになります。
むしろ強く噛むと歯が折れるくらい硬いそうです。実はメダルを噛んで歯が欠けたオリンピック選手もいるようですよ。かなり痛そうですね、、
この記事では金メダルを噛む理由や、最初にかじったのは誰なのか?噛んだ場合、歯型や傷はつくのかについて調べたことをまとめてお伝えしました。
金メダルの謎がすこしスッキリしましたね!